こーんにーちはー
堺 エアコン太郎です。
換気の基礎
オフィスでも家庭でもエアコンフル稼働で、
換気のことなんか忘れてしまいますよね。
今回は、室内の空気を新鮮な空気へと入れ換える換気の必要性と、換気を行う上でのポイントのほか、二酸化炭素濃度がどのように影響するのかをご紹介します。
そもそもなぜ換気が必要かわかりますか?
そう、感染症対策です。
でもその他にも役割があります。
二酸化炭素の排出
人は常に空気中の酸素を吸って二酸化炭素を出しているので、部屋を閉め切った状態だと、室内の二酸化炭素濃度が徐々に上昇していきます。二酸化炭素濃度が高まると、息苦しさや眠気、思考力低下などの症状につながることも。室内に溜まった二酸化炭素を排出し、酸素を含んだ新鮮な空気を取り込むためには換気が必須です。
シックハウス症候群の予防
シックハウス症候群とは、建材から出る化学物質や、室内空気汚染による健康への影響の総称です。めまいや吐き気、喉の乾燥、咳、じんましんといった、さまざまな症状が現れます。汚れた空気を換気によって入れ換えることは、シックハウス症候群を予防することにもつながります。
湿気の除去
室内の湿度が高いと、ダニやカビの繁殖や、結露の発生もしやすくなります。換気により溜まった湿気を外へ逃がすことは、簡単にできる湿気対策です。
においを逃がす
閉め切った部屋では、においがこもりやすくなります。換気することで室内に溜まった嫌なにおいを外に出し、新鮮な空気と入れ換えて快適な環境を作ることが可能です。
上記の役割を果たすための換気の目安は?
2003年7月以前に建てられた建造物などの場合や、換気システムと併用する場合、窓を開けて行う換気は、1時間に5~10分程度が目安です。
なお、1時間に1回、10分間換気するよりも、30分に1回5分間換気するほうが換気の効果は高いため、短時間でもできる限りこまめに換気するようにしましょう。
また、換気は、湿度の低い時間帯に行うと特に効果的です。春から夏は12~16時、秋から冬は12~14時頃ですと湿度が低く、換気に適した時間帯になります。
夏の換気方法
夏場に窓を開けて外の空気を取り込む際には、エアコンをつけたまま設定温度を少し下げて換気を行えば、急な室温上昇もなく快適に過ごすことができます。
ただし、外から室内に入ってくる高温の空気をエアコンが直接吸い込むと、エアコンに負荷がかかり、電気代の上昇にもつながります。できる限りエアコンから離れた窓を開けるようにしましょう。
二酸化炭素濃度が上がると思考や睡眠の質が低下
空気中の二酸化炭素濃度が上がると、人体に悪影響が生じます。屋外での二酸化炭素濃度は415~450ppm程度ですが、二酸化炭素濃度が上昇して1,000ppmを超えると、知的活動(問題解決能力や意思決定力)への影響や、不快感や頭痛、めまい、吐き気を感じるようになることもあるため注意が必要です。
また、二酸化炭素濃度が上がると、集中力が低下するといわれています。公益社団法人空気調和・衛生工学会が2018年に発表した実験結果によると、二酸化炭素濃度が高い環境では、集中力が低下し、作業量も減少する傾向にあることがわかりました。
さらに、二酸化炭素濃度が1,000ppmを超えると、眠気が強くなるということも挙げられます。
前述の公益社団法人空気調和・衛生工学会による発表でも、二酸化炭素濃度が高い状況下では、眠気が強くなることが報告されています。また、室内の二酸化炭素濃度が600ppmでも、マスクを着用していると眠気が強くなるということがわかりました。呼気により発生した二酸化炭素がマスク内に留まるため、二酸化炭素濃度が高くなると考えられます。
オフィスでの集中力低下を防ぐには換気が必要
人は常に呼吸によって酸素を吸い込み、二酸化炭素を吐き出しているため、人がいる室内では徐々に二酸化炭素濃度が上がっていきます。二酸化炭素濃度の上昇を抑え、集中力の低下を防ぐには、適切な換気が欠かせません。
部屋の広さや人数に応じて換気のタイミングを設定するのは難しいため、二酸化炭素濃度測定器を利用することをおすすめします。二酸化炭素濃度測定器を使えば、換気によって二酸化炭素濃度がどれくらい下がったのかを簡単に確認することが可能です。
二酸化炭素濃度測定器を室内に設置し、二酸化炭素濃度が1,000ppmを超えたら1,000ppm以下になるまで換気を行うようにしましょう。適切なタイミングで換気ができ、二酸化炭素濃度の上昇によって集中力などが低下することを防げます。
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